平成17年6月18日(土) 父の日
人の親となり5年が経とうとしている。もうすぐ息子の誕生日だ。
子供はかわいい。ガラにもないが、息子に「チュウしてよ」と頼んだら、 息子は片ヒザをついて、手の甲にキスをした。
私は、おまえを貴族に育てた覚えはない。
人の親となり5年が経とうとしている。もうすぐ息子の誕生日だ。
子供はかわいい。ガラにもないが、息子に「チュウしてよ」と頼んだら、 息子は片ヒザをついて、手の甲にキスをした。
私は、おまえを貴族に育てた覚えはない。
息子と遊んでいたら段差につまづいてしまい、爪と第一関節に全体重が載った。「ゴリッ」。
次の瞬間から立てなくなった。声にならない激痛に、もがき苦んでいるにもかかわらず、 息子は「パパ!ウルトラマンごっこしようよう!」とひたすら叫けぶ。
しかも、マウントポジションからだ。子供のことを「餓鬼」とは、よく言ったものだ。
妻がケーキを作った。
手間をかけたみたいだが、スポンジが固くて、あまり美味しいものではなかった。 がっかりしている妻に、私は「おいしいよ」とフォローした。
5歳の息子は「ケーキみたいだね」とフォローした。
2歳の娘が、パソコンのキーボードをバシバシと叩いていた。
そのあと私がワードを使おうと思ったら、ローマ字変換だったはずなのに、 かな変換モードになっていた。困ったことに切替の操作方法を忘れてしまった。
とりあえず娘を呼んで、もう一度キーボードを叩かせてみたら、元に戻った。
5歳の息子が、クリスマスプレゼントは「モグルドン」が欲しい、とのこと。
ウルトラマンの怪獣の人形なのだが、調べてみると絶版だった。専門店でも、 見つからず、諦めていたところ、ヤフオクで出品があったので速攻で落札した。
何だか、息子よりも、モグルドンが欲しくなってきた。
息子と森へ行き、飼っていたカブトムシを放(はな)った。
カブトムシは夏が終われば死んでしまう。残された時間で、外の世界で、 飛び回りたいかもしれないし、かわいい彼女を見つけて、子供をつくりたいかもしれない。
でも、食事にありつけず死んでしまったらどうしよう。 彼女どころの話でなかった。
暑い。何もしなくても汗が落ちる中、あるイベント会場に、モリゾーがいた。
モリゾーは、あの体型でよく動き、とてもサービス精神旺盛で、子供たちは大喜びだ。 別れぎわ、子供達が「バイバイ」と手を振ったら、モリゾーも手を振った。
私が「がんばってくださいね」と小声で言ったら、モリゾーは涙ぐんでいたような気がした。
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