絶対にジャンケンに勝つ方法
私が27歳の頃に、ある会社の経営方針発表会に出席した。その発表会が終わり、ホテルで食事会が開催された時のことである。150人くらいの社員や来賓が出席し、
20卓ほどの丸テーブルができていた。私の隣の席は、西日本銀行(現:西日本シティ銀行)の行員のNさんという、下半身が太くて、いかにも元野球部みたいな人だった。年齢は30代前半だっただろうか。
食事会も終盤となり、余興でゲームが行われようとしていた。出席者の全員が財布から500円づつ出しジャンケンをして、最後に勝ち抜いたひとりが全部もらうという、 定番のパーティゲームである。まず最初に私は隣の席のNさんとジャンケンをして、あっさり負けてしまった。ところがNさんは、その後も、すごい勢いで勝ち進み優勝してしまった。150人の頂点。 それはジャンケンに限らず、日常において滅多になれるものではない。
Nさんはステージでインタビューを受け、冗談を言って会場の笑いを誘い席に戻ってきた。そして笑いながら、私に驚くべき事実を語った。
「 実は去年も優勝したんだよね 」
そのひとことに、私は「え?」と言葉にならないくらい驚いた。 普通に考えれば2年連続で150人の頂点に立つというのは、運だけでは無理な話で、何かがあるとしか思えない。
Nさんに自慢する様子はない。それは謙虚さからか?それともジャンケンなんていつでも勝てるという余裕からなのだろうか? 私なら思いっきり自慢するところなのに。 私が不思議とも尊敬とも言える目で見ていたら、Nさんは「絶対にジャンケンで勝つ方法があるんだよ」と、その方法を教えてくれたのだった。
その方法? この続きを聞きたい人は、工藤幸太郎税理士事務所まで。